今日の仮想通貨ニュースまとめ (日付:2026年04月10日)
本日の仮想通貨市場は、中東情勢をめぐる米大統領の発言を受けてビットコインが急反騰し、市場全体にポジティブな空気が広がっています。
一方で、大手取引所での一部銘柄の取り扱い停止による混乱も見られ、銘柄ごとの明暗がはっきりと分かれる一日となりました。
今日のビットコインニュース
トランプ米大統領の発言を受けビットコインが72,000ドル突破
米国のトランプ大統領が、イスラエルのネタニヤフ首相に対し、レバノンへの攻撃を縮小するよう要請したとの報道が市場に大きな衝撃を与えました。この地政学的リスクの緩和期待から、ビットコイン価格は急騰し、一時72,000ドル(約1,094万円)を超える水準まで上昇しました。
緊迫していた国際情勢が落ち着きを見せ始めたことで、投資家の心理が「リスクを取って投資を進める」方向へと傾いたことが要因です。今回の動きは、ビットコインがもはや単なるデジタル資産ではなく、世界情勢の変化を即座に反映する主要な金融資産として機能していることを改めて示しました。
出典:Crypto Trillion(https://www.gfa.co.jp/crypto/news/btc-news/news-2829/)
※リスクオン:投資家が将来に対して楽観的になり、より高い収益を求めてリスクの高い資産(株式や仮想通貨など)を買う傾向が強まる状態を指します。
ビットコインの市場占有率が58%超え、アルトコインを圧倒
最新の市場データによると、仮想通貨市場全体におけるビットコインの時価総額の割合(ドミナンス)が58.70%に達しました。ビットコインの価格が1,143万円付近で堅調に推移する中、他の多くの仮想通貨が伸び悩んでいるため、資金がビットコイン一極に集中する傾向が強まっています。
市場関係者は、不透明な経済状況下では信頼性の高いビットコインに資金を避難させる動きが出やすいと指摘しています。売買代金も24時間で約6兆円を超えており、圧倒的な流動性を誇っています。この「ビットコイン独走状態」がいつまで続くのか、投資家の注目が集まっています。
出典:みんかぶ(https://cc.minkabu.jp/column/5087)
※ドミナンス:市場全体における特定の銘柄の時価総額が占める割合のことです。これが高いほど、その銘柄の市場への影響力が強いことを意味します。
73,000ドル付近の強い抵抗帯、利益確定売りが先行
ビットコインは一時73,000ドルに迫る勢いを見せましたが、その水準での売り圧力が強く、上昇幅を縮小させる場面がありました。過去最高値圏に近いこの価格帯では、以前から保有していた投資家が利益を確定させるために売却を行う「利益確定売り」が出やすくなっています。
SBI VCトレードの報告によると、一時的な買いの勢いはあったものの、継続的な買い上げには至らなかったとしています。今後の焦点は、この強力な抵抗ラインを明確に突破できるかどうかであり、突破に成功すればさらなる価格上昇の呼び水となる可能性がありますが、失敗すれば調整局面入りする懸念も残されています。
出典:SBI VCトレード(https://www.sbivc.co.jp/market-report/crypto/0bY8qHXJr2b0dNHURtjBxS3QtOpxLLAOr94V9dCd)
※利益確定売り(りえきかくていうり):値上がりした資産を売却して、帳簿上の利益を現実の現金として手に入れる行為のことです。
今日のリップル
リップル(XRP)の5年間成長率がビットコインを上回る
過去5年間のパフォーマンスにおいて、リップル(XRP)の上昇率がビットコインを超えたことが大きな話題を呼んでいます。
特に2024年末から2025年初頭にかけて、米政権の交代に伴う規制の明確化への期待感から、XRPの価格は劇的な上昇を記録しました。かつては1ドルを下回る価格で長期停滞していましたが、現在は1.34ドル(約203円)前後で安定した推移を見せています。
ビットコインが数年単位で価格が上下する「サイクル」を描くのに対し、XRPは特定の規制ニュースや政治的動向によって爆発的に上昇する傾向があるため、長期保有していた投資家が報われる形となりました。
出典:The Motley Fool(https://www.fool.com/investing/2026/04/09/xrp-has-outperformed-bitcoin-over-the-past-5-years/)
※規制の明確化(きせいのめいかくか):法律やルールがはっきり決まることで、企業や投資家が安心してその資産を扱えるようになる状態を指します。
XRP現物ETFへの資金流入が継続、機関投資家の関心高まる
リップルの現物ETF(上場投資信託)に対し、直近で約332万ドルの純流入が確認されました。また、別のデータでは機関投資家による累計の積み増し額が2億ドル(約300億円)を超えたとの報告もあります。これは、一般の投資家だけでなく、銀行や投資ファンドといったプロの投資家がXRPをポートフォリオに組み入れている証拠です。
ETFを通じた投資は、仮想通貨を直接管理する手間が省けるため、今後さらなる資金流入が期待されています。市場では、取引所での在庫が減少することで価格が上がりやすくなる「供給ショック」が起きる可能性も示唆されています。
出典:Mitrade(https://www.mitrade.com/au/insights/news/live-news/article-3-1617638-20260408)
※現物ETF(げんぶつイーティーエフ):仮想通貨そのものを裏付け資産として保有する、証券取引所に上場している投資信託のことです。
XRPレジャーの取引数が過去2年間で最高水準に
リップルの基盤技術である「XRPレジャー(XRPL)」上の取引活動が急活発化しています。4月初旬には1日の取引数が449万件に達し、過去2年間で最も高い水準を記録しました。これは、決済手段としての利用や、XRPL上での新しいアプリケーション開発が進んでいることを示しています。
さらに、リップル社が提供するプラットフォームが投資適格格付け(BBB)を取得するなど、技術面と信頼面の両方で評価が高まっています。価格面では1.42ドルの抵抗線が意識されていますが、ネットワークの利用実態が伴っていることから、底堅い推移が期待されています。
出典:Kraken(https://www.kraken.com/prices/xrp)
※XRPレジャー(XRPL):リップルが使用している分散型台帳の仕組みで、送金の速さと手数料の安さが特徴です。
その他注目のニュース
バイナンスの上場廃止発表により一部アルトコインが暴落
世界最大級の仮想通貨取引所バイナンスが、複数のアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)の取り扱い停止を発表しました。これを受けて、対象となった銘柄は急落し、中には過去24時間で30%以上も価値を下げたものもあります。
取引所での「上場廃止」は、その銘柄を売買できる場所が減り、流動性が失われることを意味するため、投資家にとっては非常に大きなリスクとなります。今回のように、主要な取引所の判断一つで価格が乱高下する現象は、アルトコイン投資の難しさを改めて浮き彫りにしました。
投資家は、自分が保有する銘柄の流動性について、常に注意を払う必要があります。
出典:Crypto Trillion(https://www.gfa.co.jp/crypto/news/exchange-news/news-2842/)
※流動性(りゅうどうせい):買いたい時に買え、売りたい時にすぐに売れる「取引のしやすさ」のことです。
ロシア・ウクライナ間の一時停停戦報道が市場を後押し
ロシアとウクライナの間で一時的な停戦が合意されたとのニュースが、金融市場全体に明るい兆しをもたらしています。この地政学的リスクの緩和を受け、投資家の間では「よりリスクのある資産を買おう」という意欲が向上しました。
仮想通貨市場だけでなく、金や銀といった貴金属市場も堅調に推移しており、世界的な不透明感が薄れたことが、資産価格を押し上げる要因となっています。仮想通貨は伝統的な金融市場の影響を強く受けるため、こうした国際政治のポジティブなニュースは、市場全体の底上げに大きく貢献しています。
出典:KuCoin(https://www.kucoin.com/ja/news)
※地政学的リスク(ちせいがくてきリスク):特定の地域における政治・軍事・社会的な緊張が、経済や市場に悪影響を与える可能性のことです。
イーサリアム(ETH)は安定推移、24時間売買代金は2.7兆円
時価総額2位のイーサリアムは、本日1ETHあたり約348,581円(前日比+0.31%)と、安定した値動きを見せました。売買代金は約2兆7,000億円に上り、ビットコインに次ぐ市場の柱としての存在感を示しています。
最近のトレンドとして、イーサリアム自体よりもビットコインへの資金集中が目立っていますが、イーサリアムのネットワーク上での取引や、関連する技術(L2など)への需要は依然として高い状態にあります。価格の大きな跳ね上がりはないものの、大崩れもしない堅実な動きは、長期的な投資先としての安心感を投資家に与えています。
出典:みんかぶ(https://cc.minkabu.jp/column/5087)
※L2(エルツー):イーサリアムなどのメインのブロックチェーンを補完し、処理速度を上げたり手数料を安くしたりするための技術のことです。
今日のまとめ
本日はトランプ大統領の発言という「政治の力」がビットコインを強く押し上げた一日でした。
また、XRPが長期的にビットコインを上回る成長を見せているというデータは、アルトコインの可能性を改めて認識させるものでした。
一方で、バイナンスでの上場廃止による暴落は、個別銘柄のリスク管理の重要性を教えてくれています。
今後は、ビットコインが73,000ドルの壁を突破して最高値を更新できるか、そして地政学的な安定がどれだけ続くかが大きな焦点となるでしょう。

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