新型コロナウイルスの感染者が徐々に増えておちつく気配は全くありません。
4月2日のあさチャン!では感染拡大防止のため、今一人一人が気をつけなければならないことを特集していました。
感染拡大防止には外出を極限まで控える
VTRで出演された横浜市立大学データサイエンス学部の佐藤彰洋教授によると
接触を避けようとする自己規制
が必要だといいます。具体的には
- 外出は1週間のうち90分までとする
- 一週間に100人の人と会っていた方は会う人数を1.8人まで減らしてください
- この条件を最低二週間続けてください
人同士の接触を極限まで減らし、14日以上継続すれば、緩やかなカーブを描きながら収束に向かうといいます。
外出を控えることによる効果
番組では裏付けのデータとして、イタリアの2つの都市について感染者数の推移を比較していました。
イタリア北部にある人口23万人の都市ローディ市では、2月23日に一人目の感染者が出た段階で都市封鎖を行いました。
近隣の人口約12万人のベルガモ市が都市封鎖を行ったのは、ローディ市が都市封鎖を行った二週間後の3月8日。
2月25日から3月31日まで、それぞれの都市で感染者数の推移を表したのが下のグラフ。
(あさチャン!から抜粋させていただきました)
人との接触を制限するタイミングが二週間違うだけで、これだけ感染者数に差が出るのですから、感染拡大防止には人と接触しないことがいかに大切かがわかります。
東京医師会会長からのお願い
この後番組では、医者の立場からは緊急事態宣言を一刻も早く出して欲しいとの悲痛な要望があるものの、放送された時点では慎重な姿勢を崩さない政府の事情などが解説されていました。
それらを受けてコーナーの最後で、ゲスト出演された東京都医師会会長の尾﨑治夫先生が、お医者さんの立場から今、個人個人が注意していかなければならないことを提言されていました。
そのまんま紹介させていただきます。(赤字は管理人による)
皆さんにお伝えしたいことは
まず、街中には感染者がたくさんいると考えた方がよいことです。コロナの感染というのは無症状の方、軽傷の方がたくさんいます。
そういう中で皆さんに考えていただきたいのは
今後2、3週間ののちにスペインやアメリカなどと同様の状態になる可能性はないとはいえません。皆さん一人一人が
「ちょっとかぜぎみだけどもしかしたらコロナにかかっているのではないか」
「隣にいる人はもしかしたらコロナにかかっているかもしれない」くらいの感心を持っていただいて、
距離を取って接する、不要不急の外出はしない、
少なくとも三密、密閉、密集、密接のところには絶対に行かないということを守っていただきたい。
特に若い方の感染が最近増えていまして
なおかつ重症になる方も出てきております。若い方が安全ということではないと思います。老若男女すべての方がこうした対策を守っていただきたいと思います。
新型コロナウイルスは、一人の行動が命取りになることがあります。
自分一人くらいと思わず、皆で一緒にできることをやっていきましょう。
マスクが中国から輸入解除?
同じあさチャン!の中で、中国からマスクが届いた話題を2件やっていました。
一つは日本からマスクを送られたことに対するお礼、もう一つは中国からマスクを輸入販売している会社が中国からのマスク20万枚を受け取った話。
ダメ元で交渉したら、中国の工場で生産する何%かを確保できたそう。
ただ、世界的にマスクは不足しているというので、中国のマスクが必ずしも日本に入ってくることはないとのことですが、中国国内のマスク不足はかなり解消されているということですね。
話は別ですが、このタイミングで全世帯にマスク2枚を配布する政府の対策って何なんでしょうね?😠
配送するだけで50億円くらいかかるって別のワイドショーでやってました。
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