外出自粛で家での生活時間が長くなると必然的に家庭から出るゴミが増えます。ゴミ収集作業員の実感としては年末年始に近いぐらい出ているそう。
それだけでも大変ですが、東京都内ではゴミ収集作業員がマスクに手袋、そしてなんとゴーグルをつけて回収作業を行っているそうです。
ゴミ収集作業員のコロナ感染リスク
なぜか?
新型コロナの感染を防ぐため。
自宅療養中の感染者が使った(かもしれない)飲み残し、マスクやティッシュなどどこに紛れ込んでいるかわかりません。
回収車に入れた後機械に巻き込んだ時に挟まってゴミ袋が破裂し、飛沫が飛んでしまうことを常に気にしながらの作業が続いているそうです。
手袋などこまめにアルコール消毒しながらも、接触感染の不安と戦いながらのゴミ収集作業。ゴミが感染源にならないために、ゴミを出す一人一人が気をつけるべきことをまとめてみました。
ゴミを出す時注意する4つのこと
- マスクやティッシュの捨て方
- ペットボトルや弁当の空箱の捨て方
- 使用済みの割り箸の捨て方
- ゴミ袋に詰める時の注意
以下、それぞれについて簡単に見ていきます。
マスクやティッシュの捨て方
使い終わったマスクやティッシュにはウイルスが付着している可能性が大。回収時にゴミ袋が破けてしまうと直接接触してしまう可能性があります。
小さなポリ袋に入れて口をしっかり縛ってからゴミ袋に入れて二重化しましょう。
ペットボトルや弁当容器の捨て方
これらのプラスチック製品は、リサイクルセンターでは手作業での仕分けが行われます。回収時の袋の破損に備える意味も含めて、飲み残し、食べ残しは処分した上で、飲み口や容器をしっかり洗ってから捨てましょう。
割り箸の捨て方
割り箸も洗ってから捨てます。捨てる前には半分に折って折りましょう。長いまま捨てると、ゴミ袋を突き破ってしまう可能性が高くなります。
ゴミ袋に詰める時の注意
パンパンに詰めないこと。パンパンに詰めるとゴミ袋の口がほどけやすくなります。容量には余裕を持って回収時にほどけないよう口をしっかり縛りましょう。
さらにゴミ袋の中の空気を抜いておくことで、ゴミ収集車に入れる時の破裂リスクを防ぐことができます。
普段から行っているとは思いますが、防護ネットはしっかりかけて、普段以上に烏や動物などに荒らされないように気をつけましょう。
さいごに
普段やらないことをやるのはめんどうくさいかもしれませんが、感染の不安を抱えながらも暮らしを守るためにゴミを回収してくれる作業員を守ることにつながります。
また、小泉環境相が会見で次のように述べています。
ゴールデンウィークはできる限り家にいようという時に、大掃除や後片付けしたいと思われる方は少なくないと思う。
が、(中略)できるだけ片付けゴミを出すのは控えめに、あるいは少しずつ出していただく工夫をお願いしたい。
ただでさえ普段よりも多くなっているゴミの量。不要不急のゴミ出しはやめることも、作業員の負担を減らし、感染リスク軽減につながっていくでしょう。
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