唾液をかけるだけ!たった60秒で新型コロナ診断?
新型コロナを判断するPCR検査が少なくとも3〜4日かかるのに。
ウソだろ〜
みたいなニュースが5月27日のあさチャン!で・・・
スマホ診断の仕組み
ユタ州立大学の研究チームがスマホに装着したセンサーに咳やくしゃみ、息を吹きかけるだけで新型コロナウイルスの検査ができるという画期的な研究について発表したそう。
あさチャン!ではスマホとしていましたがiPhoneだそう。

仕組みを簡単に書くと
センサーには、新型コロナウイルス分子内のタンパク質に作用する特殊な一本鎖DNA(アプタマー)が搭載され、ウイルスを検知すると電気抵抗によってアプリ上で陽性が伝えられる
とのこと。
陽性かどうかだけでなく、ウイルスの数までたったの60秒でわかってしまうというから驚きです・・・😲
スマホ診断のメリット
ユタ州立大学のマスード・タビブアザル教授によると、この検査キットのメリットは
- 世界で一番早く
- 痛みもなく
- 自宅で簡単に
- 繰り返し検査できる
ということですが、綿棒を使わないので医療従事者への飛沫感染のリスクがないことも大きなメリットでしょう。
さらに・・・
ものの表面に付いたウイルスの有無まで判定できるとの。
レストランのテーブル、電車のつり革など、ウイルスが付いていそうな場所を綿棒でこすり、それをセンサーにつけるだけでウイルスの有無、数がわかるそう。
気になる精度ですが、タビブアザル教授によるとPCR検査を100%とすれば、スマホ検査は95%位ということで、PCR検査、抗体検査、抗原検査に次ぐ第4の検査になり得るということ。
あさチャン!でおなじみの国際医療福祉大学の松本哲哉先生によると
ウイルスの数がわかるのが画期的。通常のPCR検査では陽性陰性はわかるが、ウイルスの数まではわからない。ウイルスの数が多ければ多いほど感染リスクも高まることが知られているので、いろいろな使い方ができそうだ。
商用化は早ければ8月中に。一番気になる検査キットの価格ですが、日本円でおよそ6000円とのこと。何回も繰り返し使えることを考えればメッチャ安いですね・・・😊
少しでも早く買えるようになってほしいです・・・
最後に素朴な疑問
新型コロナウイルスが蔓延して2,3ヶ月しか経っていないのに、なぜこんなに早くできてしまうのだろうという素朴な疑問。
この検査デバイス、もともとジカウイルス感染症向けに1年前から開発が行われていたからだそう。
「旅先でジカウイルスを検知するセンサーを、人びとが自分たちで携行できるようにしたかった」とのことですが、今回の新型コロナウイルス感染拡大を受け、プロジェクトを急きょ変更したそうです。
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