日本人なら誰もが好きな日本三大〇〇。今日は日本三古泉。古くから知られる有名な温泉ですね。三古泉といった場合、日本書紀や風土記の記述によるものと延喜式神名帳の記述によるものと2つの説がありますが、今回は前者の説による三古泉「道後温泉」「白浜温泉」「有馬温泉」です。三古泉は三古湯とも言われます。
道後温泉
愛媛県松山市
泉質:単純温泉
効能:神経痛・リューマチ・胃腸病・皮膚病・痛風・貧血
夏目漱石の小説「坊ちゃん」にも登場するほか、古くは万葉集にも読まれ、聖徳太子、天智天皇、天武天皇などの皇族が訪れたという記録もある最古の温泉の一つで、その歴史は3000年ともいわれます。
道後温泉本館の建物は、国の重要文化財に指定されているほか、スタジオジブリの大ヒット映画「千と千尋の神隠し」の舞台のモデルになったといわれ、多くの観光客が訪れる場所です。
南紀白浜温泉
和歌山県西牟婁郡白浜町
泉質:塩化物泉・炭酸水素塩泉
効能:胃腸病・神経痛・リウマチなど
南紀白浜温泉は「湯崎」「大浦」「古賀浦」「綱不知」「白浜」「東白浜」「新白浜」の7つの温泉からなる温泉郷。
657年に孝徳天皇の子どもである有間皇子が訪れたことがきっかけとなり、第35代斉明天皇、第41代持統天皇、第42代文武天皇が訪れたことが、日本書紀に記されています。
有馬温泉
兵庫県神戸市北区有馬町
有馬温泉では大きく2つの泉質を楽しめます。
金泉は鉄分を多く含んだ『鉄塩化物泉』で湧き出る時には透明ですが、空気に触れると赤茶っぽくなるのが特徴。湯冷めしにくく殺菌作用が強いので、怪我の治療や冷え性対策に効果が期待できます。塩分による保湿効果でお肌がすべすべになるそうです。
銀泉はラジウム泉と炭酸水素泉が混じり合った『炭酸ラジウム混合低湯泉』。金泉とは違って無色透明のお湯は、アルカリ性なので肌表面の古い角質を溶かして新陳代謝を促し、炭酸効果と併せてツルツルスベスベの肌になる女性には嬉しい泉質です。
子供の頃から日本三景とか日本三大まつりのように日本三○・三大〇〇がつくものや、日本で長い川などのベスト3を調べるのが好きでした。
最近、テレビのクイズ番組「あなたは小学5年生より賢いの?」(日テレ系)が好きでよく見るのですが、出演している小学生が、たとえば野菜や海産物などの都道府県別生産高ベスト3を簡単に答えてしまうのを見てビックリしています。
と同時に、自分でもいろいろなジャンルについてのベスト3をもっと調べてみたくなりました。それを知ったからといってそれほど意味がないことかもしれませんが、若かりし頃のように知的好奇心を満たす意味で、機会あるごとにこのブログに掲載していこうと思ってます。
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