家族の中に発熱や咳の症状があったとき、もしかして新型コロナかも・・・と心配になってしまいます。
厚生労働省ではすぐには医療機関に行くなといっています。具合が悪いのに病院に行くなというのはホントどうかしていますが、無理矢理行っても見てもらえませんから当面は自宅療養ということにならざるを得ません。
3月4日のあさチャン!では、新型コロナウイルスに関して番組に寄せられた素朴な疑問について、国際医療福祉大学主任教授で日本環境感染学会副理事長の松本哲哉先生が答えてくれました。
自宅で看病するとき
世話をする人はどんなことに注意したらいいですか?
世話をする人を決めて下さい。
ただし高齢者や妊婦さんなどは感染すると大変なので避けましょう。
世話をする人される人共にマスクを着用します。
部屋数が少なく隔離できないんですが・・・?
仕切りやカーテンなどを設置して一定の距離を保つ様にしましょう。
部屋の換気をこまめに行い、なるべく近づかない様に・・・
仕切りが家庭にあるかどうかは別として、個別の部屋が与えられない場合には同じ空間共有するしかありません。なるべく離れたところで休んでもらいましょう。
消毒について
部屋のどこを特に消毒すればいいですか?
家族皆がよくふれる共有部分たとえば、ドアノブ、スイッチ、蛇口などを消毒薬を含ませた布や紙などで拭きましょう。
便からも感染する可能性があるので、便座も消毒するといいでしょう。
消毒するものがありません。代用できるものは何かありますか?
市販の家庭用塩素系漂白剤で代用することができます。
主成分が次亜塩素酸ナトリウムのものは強力な抗ウィルス効果を持っているので、アルコールと同等の効果が期待できます。
市販されている塩素系漂白剤を稀釈して作る消毒液についての記事を書き直しました。作り方、使い方、使うときの留意点についてこの記事よりもわかりやすくまとめたつもりです。参考にしていただければ幸いです。
塩素系漂白剤で消毒液を代用したときの留意点
厚生労働省のHPで消毒液の作り方を紹介しているようですが、下にキッチンハイターを使った消毒液の作り方が出ています。
ハイター消毒液の作り方!新型コロナ「アルコール液がない」ときの除菌に使える!
あさチャン!の中では厚労省のホームページに掲載されている0.05%の濃度で使うことを紹介していました。
作った消毒液について、松本先生から次の2点について注意事項がありました。
- その日のうちに使い切ることが大切
- 光を避けて暗い場所に置くことも大切
作った消毒液は長くは持たないため
さらに先生から塩素系漂白剤を使う上での注意点が・・・
- 金属につくとさびが発生するので、消毒した後は水拭きするとよい
- 塩素が出るので換気をしっかり行う
- 漂白剤なので脱色する。衣類などに使うときは注意が必要
洗濯するときや食器を洗うときは分けた方がいいのでしょうか?
基本的に洗濯、洗浄の過程でウイルスは稀釈されてなくなるので通常の形で行って大丈夫です。
ただし、食器や箸、タオルや衣類などは共有しないように!
ちなみに、食器を拭いた後の布巾は熱湯消毒すれば大丈夫。布巾を使い捨てにする必要はないとのことでした。
以上、3月4日のあさチャン!で紹介していた素朴な疑問集でした。
厚労省のホームページに詳しく掲載されていますので、参考に
新型コロナウイルス感染症(新型コロナウイルス感染症対策専門家会議 脇田座長ご説明)|厚生労働省
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