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新型コロナウイルス 詐欺

電話を受ける高齢女性

人の弱みにつけ込んで儲けてやろうと考える輩は必ず出てきます。
新型コロナウイルスの場合でも同じ。

大阪のある薬局が国の承認を得ていないのにもかかわらず
「新型コロナに対する予防効果あり」
として、タンポポの葉から抽出したお茶を宣伝した疑いで書類送検されていますね。

不安と負担が日々重なる中、これ以外にも新型コロナウイルスを悪用した詐欺などの犯罪が相次いで起きているそう。5月5日のあさチャン!ではその悪質な手口から身を守るためのポイントについて解説していました。

「コロナに効く!」と謳って近づく悪徳商法

以下に示す二つのケースについて、国民生活センターは

個人情報や所在を確認する『アポ電』の可能性もある

とのこと。お金を取られはしなかったが、電話の主にしてみれば所在を確認できただけでもやってきたメリットがあると考えることが必要だそう。

ケース1

大手空調機メーカーの子会社を名乗る男から、次のような電話。

「コロナウイルスを殺菌・除菌できるエアコンができました。今後、安心して生活できますよ」

このケースでは不審に思って電話を切りました。全国的に気温が上がってきている事情とエアコンにかけての詐欺か?

ケース2

行政からの委託を受けたと名乗る人物からの電話。

「感染を防ぐため、行政から委託を受けて消毒に回っている。いかがですか?」

これも電話を受けた人は不審に思って相手にはしなかったが、翌日

「新型コロナウイルスのパンフレットを持参したい」

と再度電話がかかってきたそう。

行政から委託を受けたのならどこの部署から受けたのか?聞いて見るのも一つの方法かと思いました。
答えてくれたらそこに確認すればいいし、答えられなかったら完全にNGですよね・・・

また、メーカーの子会社を名乗ったケースなら、親会社に確認するのもありかなって思いました。

10万円給付金詐欺

富山県に住む70代女性のケース

「新型コロナういすすの関係で市から給付金が支給されます。
口座の番号が必要なので担当者にキャッシュカードを渡して欲しい」

と電話がありました。その10分後、氏の担当者を名乗る男が訪ねてきてキャッシュカードを渡してしまい、50万円をだまし取られてしまいました。

国民生活センターによれば

行政・公的・金融機関の職員が暗証番号やキャッシュカードを聞き出すことは全くない

一刻も早く給付金が欲しいという気持ちにつけ込んだ詐欺ですが、キャッシュカードを渡す必要はないし、暗証番号を伝えるケースは一切ないということを頭に入れておくべき

身に覚えのないマスク送りつけ商法

北海道釧路市50代男性のケース

中国から国際郵便で一箱50枚入りのマスクが4箱計200枚が届く。送り主は上海に住む人物。男性は以前中国で勤務していたが、差出人に関しては心当たりがなかったので警察に届けた。

国民生活センターでは

身に覚えのないものは絶対に受け取らないという選択肢を頭に入れておいて欲しい

受け取ってしまったあとで、おかしいと思ったら
商品は使わずに14日間保管をすれば、そのあとは自由の処分しても問題はないそう。
先方から何か連絡があっても2週間何もせず開封しなければ責任を問われることはないとのことでした。

絶対やってはいけないこと
差出人の業者に問い合わせすること→連絡することで個人情報が盗み取られる可能性が大

一番いいのは(精神的にはきついが)相手にしないことだそう。

架空のマスク等広告メール

携帯メールに
マスク入荷 30枚41800円 一番下に「ご購入はこちら」のバナー。

このバナーをクリックするだけで個人情報が盗み取られることもあり得るので、身に覚えのないメールはクリックしないことが大事です。

さいごに

新型コロナウイルス関連で、国民生活センターに寄せられた相談件数は約2万2千件(4月29日時点)。

元大阪府警の中島正純氏によると

詐欺は世間の関心に便乗するもの。金銭にまつわる「新型コロナ」というワードには、どんなことでも疑ってかかるべき

今回紹介した事例を自分の周りで話し合って確認すること。もし実際に自分に起こったら自分だけで対処せず、家族などに相談することも大事かと思います。

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