5月に入ってから全国的に気温の高い日が増えてきました。毎年ゴールデンウィーク期間中に熱中症で救急搬送される方が300人以上いるそうなんですが・・・
今年は外出自粛で家にいることが多いことから、屋外での暑さに体がなかなか慣れないことで、熱中症のリスクが例年より高まっているといいます。
熱中症にならないために
新型コロナウイルスの対応で医療機関の負担が増えている中、熱中症にかからないため気をつけることを復習しておきます。
早めの冷房
熱くなったら無理をせず、早めに冷房をかけましょう。特に高齢者の場合は暑いなと感じる前に冷房を使用し体に余分な負担をかけないこと。
こまめな水分補給
外出自粛の折り、家の中で運動する人も多いかと思いますが、喉が乾いたと感じる前にこまめに水分を補給しましょう。
マスクをしながらジョギングする時の注意
新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、マスクをしながらジョギングする人も多いかと思いますが、いくつか注意しなければならないことがあります。
一つめはマスクによって、口の中の湿度が保たれるので、口が渇いたと感じづらくなること。知らず知らずのうちに脱水が進行しているおそれがあります。
二つめはマスクをしながら運動すると、温まった空気が体の外に出しにくく、また冷たい空気で肺を冷やすことができないので、体に熱がこもりがちになること。
さらに、マスクをしていることで呼吸自体に負担がかかることで、通常よりも熱が発生しやすくなるともいえそう。
とにかく無理をしないこと。そしてこまめに水分を補給することですね。
バフの活用
マスクをしながら走るのはつらいという方、多いのではないかと思います。ウォーキングでさえ苦しいですもんね・・・
マスクの代わりにバフをつけるのはいかがでしょう?
バフは伸縮性のある素材を使った筒状の布。マスク代わりに鼻や口を覆えばマスクよりも呼吸がしやすく、なおかつ飛沫の飛散を防ぐことができるそう。ランニングの衝撃でズレることも少なく、速乾素材を使っているものであれば、呼気での湿り気も感じにくくなります。
*バフはマスクとして使用はできますが、ウイルスを完全に遮断できるというものではないということをお断りしておきます。
さいごに
新型コロナウイルスが収束していない中、体調が急変して救急搬送されても、体温の高さが熱中症によるものなのか、ウイルスなどの感染症によるものなのか、判断するのが難しいといいます。
結果的に熱中症であったとしても、緊急に対応するお医者さんや看護師たちは
いつもの3倍以上の時間をかけてマスクをし、防護服を着て受け入れの準備をする
ことになります。少しでも医療従事者の負担を減らすために、コロナ対策と熱中症予防双方への意識が例年以上に必要とされます。
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