Mac mini mid2011の内蔵ハードディスクにあるiTunesデータを外付けHDDに移行し、内蔵HDDをすっきりさせると共に、容量不足でできなかったiPhoneのバックアップもできるようになるだろうと期待して確認してみました。が、やっぱりできない!「容量が足りません」の理由も同じ。
一から調べ直してわかったことを備忘録しておきます。(iTunesの音楽や動画データは問題なく外付けHDDに移行されていました)
iPhoneのバックアップデータ
そもそもiPhoneののバックアップデータがどこに保存されているのかですが・・・
「Users」→「ユーザー名」→「ライブラリ」→「Application Support」→「MobileSync」→「Backup」
なにげに「情報を見る」で調べるとなんと136GB!。今使っているMac miniの内蔵HDDのサイズ500GBの3分の1がバックアップで占めていたという衝撃的な事実!このファイルこそが外付けHDDに移動しなければならない元凶でした。
バックアップデータを外付けHDDに移行する手順
iTunesの音楽等のデータはiTunesに移動先を教えてやれば簡単に移行できました。具体的にはiTunesの環境設定の詳細タブにデータの置き場所を書く場所があります。
しかしiPhoneなどのバックアップデータは必ず「Users」→「ユーザー名」→「ライブラリ」→「Application Support」→「MobileSync」→「Backup」フォルダを参照するようでデータを移すだけではダメなことがわかりました。
バックアップデータを外付けHDDに移行するのにざっくり次のような手順で行いました。
- 外付けハードディスクに「Backup」フォルダをコピーする
- 内蔵ハードディスクの「Backup」フォルダをゴミ箱に入れる
- シンボリックリンクを元あった場所に作る
※ ゴミ箱に入れた「Backup」フォルダは万が一のため作業が終了するため消さないでおきます。
※ シンボリックリンクを作るというのはざっくり言えば元のBackupフォルダがあった場所に外付けHDDに移動したBackupフォルダのエイリアスをおくといえばわかりやすいかもしれません。(厳密には違いがあるようですが、よくわかりませんでした)
Backupフォルダのコピー
Backupフォルダを外付けHDDにコピー。通常のドラッグアンドドロップでOKです。136Gという未だかつてないやったことのない大容量のコピーは2時間半以上もかかりました。
backupフォルダをゴミ箱に
コピー終了後、元のBackupデータをゴミ箱に入れました。元の場所にBackupフォルダがあると、次のターミナルでの作業に支障があるからです。
デスクトップなどのわかりやすい場所に移動しておく方がいいかもしれません。ゴミ箱に入れた場合は念のため移行作業が完了するまでゴミ箱をカラにしてはいけません。
ターミナルappによる作業詳細
Finder → アプリケーション → ユーテリティ の中にあるターミナルを起動します。さらに外付けHDDを開き、コピーしたBackupフォルダがあることを確認します。
ターミナルに何も考えずに「ln -s 」(エルエヌ[半角スペース]ハイフンエス[半角スペース])と入力します。
Finder→外付けHDD→Backupのフォルダをドラッグ・アンド・ドロップします。
自動的にアドレスが入ります。
上の「/Backup」の後に「半角スペース」があるのを確認した上で、/Users/ユーザー名/Library/Application\ Support/MobileSyncの「MobileSync」フォルダをターミナルにドラグアンドドロップします。
または下のユーザー名を自分のものに変更した上でコピーし、先ほどターミナルに入力したbackupの後に半角スペースがついているのを確認してペーストします。
/Users/ユーザー名/Library/Application\ Support/MobileSync
注意:上の図ではユーザー名のままになっていますが必ず自分のユーザー名に直してください。
正しく入力されていることを確認してreturnキーを押します。正しく入力されていれば、元のフォルダに外付HDDのBackupフォルダへのショートカットが作成されているはずです。
移行の確認とまとめ
iTunesの「環境設定」を開き「デバイス」タブを選択します。「テバイスのバックアップ」の中に「○○のiphone」等が出ていれば、外付けHDD先へのバックアップ移行はOKです。
2年ほど滞っていたiPhoneのバックアップは3時間以上かかりましたが無事終了。ゴミ箱にある136Gの巨大ファイルを消して内蔵HDDも驚くほどすっきりしました。
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