昨年(2019年)あたりから固形石鹸が売れているそうです。東京渋谷のLOFTでは売り上げが前年比で160%増えているそうで、扱う種類がおよそ60にものぼり、売り場面積を広げているとのこと。
洗顔フォームから固形に変えたら肌の調子がよくなったなどの声の他、SNS上には「#赤箱女子」なるハッシュタグもあるようで、
という女子の声はもちろん
という男子も増えているとか。
固形石鹸が売れているわけ
固形石鹸というと、昭和のおじさん、おばさんが小学生の頃、学校の水飲み場にミカンのアミ袋に入れた石けんがぶら下がっていた光景を思い出しますが、なぜ令和の時代に復活したのでしょう?理由は3つあるといわれます。
- リーズナブルな価格
- 洗浄力が液体石けんに比べ高い
- 体の部位に特化したものがある
価格
1ヶ月で使い切る石鹸の量は、固形で1個(重さおよそ100g)、液体ボディソープ一瓶(およそ570ml)と言われていますが、それぞれの値段は固形が150円ほどであるのに対し、液体は1000円ほどかかります。
洗浄力
固形石鹸は、洗浄成分である海面活性剤がほぼ100%にできるのに対し、液体石鹸は多くても30%になり、そのパーセンテージの違いがそのまま洗浄力の差になります。
最近の石鹸は少しの水でも泡立つように工夫され、きめ細かくモッチリしたメレンゲのような泡立ちが魅力だといいます。
体の部位に特化した石鹸
洗顔用や洗髪用などはもちろんですが、中には背中、二の腕、足、おしりにそれぞれ特化したものもあります。
背中専用For Back
ハーバルシトラスの香りとモコモコの薬用泡で背中のニキビを予防します。
二の腕 ザラザラを洗う 重曹せっけん
角質を柔軟にしながら保湿力もあり、癒される爽やかなグリーン・シャワーのよい香りの石鹸です。「顔、全身用にいつも愛用しています。」というレビューがありました。
フットメジ
足用の石鹸。しつこい汚れ、不要な角質、嫌な匂いを洗うだけでつるつるにします。
恋するおしり ヒップケアソープ
気になるおしりの黒ずみ、ザラつき、ブツブツをしっかりケアします。「膝の黒ずみのところにも使っています。」というレビューも見かけました。
最後に
おじさん世代にとって固形石鹸は、良きにつけ悪しきにつけレトロなイメージが先立ってしまいますが、石鹸も大きく進化していることが分かりました。
ちなみに「#赤箱女子」の赤箱は「クリーミーな泡立ち」で「しっとりすべすべのなめらかな洗い上がり」になり、洗顔にも使えます。一方青箱は「豊かでソフトな泡立ち」で「さっぱりすべすべな洗い上がり」になります。
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