3月13日の金スマは、管理人の大好きなクイズ番組「東大王」とのコラボ。もうすぐ卒業する水上颯さんをはじめ、鶴崎修功(ひさのり)さん、鈴木光さん、林輝幸さんの東大王正規メンバー4人がゲスト出演。
それぞれの両親が教えてくれた育て方、子供の頃の家庭での習慣、やってはいけないことなどを聞き出し、どうしたらこの4人の様に頭が良く育つのかを追求しました。
頭の良さは生まれつきではない
まず、番組の前提としてIQを開発した心理学者アルフレッド・ビネーの言葉が引用されます。
頭の良さは決して生まれつきのものではないことを確認した上で本題に。生まれも育った環境が全然違うのに、それぞれの両親の考え方には共通点がありました。
教育方針の共通点
大きく2つありました。
好きなことをしなさい
勉強しなさいやこれはダメと言われたことはほぼないといいます。
水上さんは虫取りやボール遊びに夢中。林さんは自分の興味あるものに触れさせてくれたそう。
鈴木さんは幼い頃他の子にくらべるとヘンな絵を描いたそうですが母親はすべて肯定したそうです。
子供が興味を持ったことに親も全力で協力する
魚の解剖をしたいという光さんに答え、丸ごと一匹買いにいったお父さん。
カブトムシが欲しいという水上少年に答えるため、裏の木にカブトムシをおびき寄せたお父さん。
人に言われて覚えることと、自分で考えてやって覚えることでは頭の入り方が全然違うそうで
そもそも興味を持ってくれなかったら?
鶴崎さんの両親は新しいことを学ぶことに対しとても前向きな人で、その姿を見ているうちにそういうことが自然にできる様になったといいます。
水上さんの両親は水上少年が興味を持ちそうなものをさりげなく置いたそう。小さい頃あったケネックスというおもちゃは欲しいといった記憶はないが、気がついたら夢中になって遊んでいたそう。
ちなみにケネックスというのは、棒状のパーツを組み合わせて物体を組み立てていくアメリカ発祥の知育玩具。子供の思考力や記憶力を高めるのに有効と言われています。
東大王の子供の頃の習慣
鶴崎少年がやっていたのはしりとり。父親の「る」攻め(るで終わる言葉を連発すること)に負けない様、電子辞書で語彙を調べたそう。しりとりはベネッセでも言葉遊びとして推奨しています。
水上少年は図書館で借りた本の読書。ジャンルを問わず手当たり次第読み続けたことが、現在の驚異的な知識力につながっているのではないかと思われます。
光さんは授業中とにかく手を上げて発言することを心がけていたそう。わからなくても発言することで頭の中が整理できてくることも多々あるといいます。
モンテッソーリ教育法
金スマを見ているうちにモンテッソーリ教育法を思い出しました。将棋の藤井聡太七段やビル・ゲイツ、オバマ前大統領など世界の名だたるリーダーたちが受けたという教育法。
日本で初めてモンテッソーリ教育法を取り入れたマリア・モンテッソーリ・エレメンタリースクールでは、授業には時間割がなく、午前中は子供たちの好きなこと、興味のあることに自由にとことんとりくませるそう。通常の授業を行うのは午後だけ。
その理由は自分のしたいことに没頭できる時間が長ければ長いほど集中力が付くからだそう。
小さい頃の藤井少年はハートのバッグづくりの没頭、画用紙を毎日編み続け、集中力を育んだとか・・・
この教育法のもう一つの特徴はモンテッソーリ教具を使うことで、手や指をたくさん動かすことにより脳の神経を成長させること。藤井少年がよく遊んだのはキュボロというおもちゃ。穴や溝が開いた立方体を組み合わせることで構成力や論理的思考を養うことができます。
東大王の4人は知ってか知らずかはわかりませんが、モンテッソーリ教育法がめざす環境の中で育ったのだなというのが、見終わった後の感想でした。
さいごに
水上さんの驚異的な知識力をもう見ることができないのかと思うと残念です。3月18日の東大王は水上さんの最終回。今から録画予約しておきます。
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