7月5日放送、「林修のレッスン!今でしょ」のお題は源頼朝。
石橋山の戦いで敗戦し、たったの7人で安房国(今の千葉県南部)に逃げ延びた頼朝が、たった40日ほどで5万もの兵を従え鎌倉に戻り幕府の基礎を築くことができたのか?
番組では次の5つのテーマに沿って、今の時代にも役に立つ頼朝の処世術を見ていきます。
- 7人から300人 部下を増やした秘策
- 部下倍増!2大トップを仲間にした口説き術
- 2日で部下を2万に!一世一代の大芝居
- 部下を3万に!最難関をクリアした秘策
- 総勢5万!部下の士気を上げる最後の秘策
以下、今の政治家(特に国会議員)と比較しての個人的な感想を2つほど
常に最悪のことを念頭に行動する
石橋山の戦いで大敗した頼朝は軍勢はたったの7人。絶体絶命のピンチですが・・・
頼朝はこの戦いの前に、何かあったら船で房総半島に渡ることを考えていたといいます。
- 陸路では至るところに敵がいて、7人では当然太刀打ちできない
- 房総半島には源氏の仲間がたくさんいる
2つのことを念頭に神奈川県の真鶴から荒波を乗り越え千葉県館山の洲崎へ向かったといいます。
もちろん事前に潮の流れなど必要最低限のことは調査していたとのこと。決して思いつきでとった行動ではないことが強調されていました。
最悪のことを想定するというのは、政治家だけでなくあらゆる面で必要不可欠なことです。頼朝が負けた場合のことを考えていたのは当たり前のことで、ここでことさら話題に取り上げることではないでしょう。
翻って今の大臣や国会議員達は、何か聞かれても
「仮定の質問にはお答えできない」
特に都合の悪いことに対して上のように答えます。しかも堂々と。
これって政治家としての職務を放棄しているとしか思えませんよね!
政治家をやる資格はありません!!
(それに対して何も突っ込まないマスコミもマスコミとしての職務を放棄していますが・・・)
理想のリーダー
頼朝が房総半島に渡ってからわずか一ヶ月ほどで、7人から3万もの兵力を得ることができたのか?
それはひとえに頼朝自身の政治家、リーダーとしての資質があったからだと番組では解説します。
- 「情けは人のために非ず」を当たり前に実践
- 身分が高いのに庶民と分け隔てなくお付き合いをする
- おごらない
- えらぶらない
- 下々の人の気持ちがわかる人
広い視野を持ち、どこをめざすのか、行き先をしっかり示す、そんな
理想のリーダー
としての資質にすぐれていたからこそ、短期間で鎌倉幕府を立ち上げることができた。
そして番組では
目先のことばかりを考え、その日、その日を暮らしてしまいがちだけど
一人一人が行動する目的を再確認し、行動のモチベーションにする
と、個人の行動についてまとめていました。
個人的には
今の政治家の中に頼朝のようなリーダーはいない
くらいのことは言って欲しかったですね(テレビが言わないことはわかってますが・・・)
- 自分の立場を守ることができればそれでよし
- その場がしのげればそれでよし
- 困っているお友達は優遇するけどお友達じゃない人には見向きもしない
こんな政治屋がイッパイいますから・・・
あ、あと「やってる感を演出するのがうまい人」というのもいますね!
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