1月4日のTBSテレビ「王様のブランチ」でやっていた温泉宿特集の第3弾。番組の中ではこれまでに放送された中から4つの温泉郷がピックアップされていました。今回は「別府温泉」編です。
別府温泉は地獄
別府温泉とは・・・とあらためて私ごときが説明するまでもなく、誰もが知る大分県は別府市に数百とある温泉の総称。源泉数と湧出量は日本一という日本を代表する温泉地の一つです。
千年以上も前から噴気や熱泥、熱湯などが噴出していたと「豊後風土記」に記され、近寄ることもできない忌み嫌われた土地だったといわれ、いまでも温泉噴出口のことを「地獄」と呼んでいるそうです。
別府温泉保養ランドで泥エステ
番組で紹介されたのが別府温泉保養ランド。別名「紺屋地獄」と呼ばれる鉱泥と硫黄を含む鉱泉。
足下にたまった泥は泥とは思えないほどきめが細かく、ヌルヌルした感触が特徴。適度な噴気、腐植粘土層、地下水と三拍子そろって産出される鉱泥は全国的にも珍しい上、美肌のためには必要な硫黄成分もほどよく含まれているということで、天然のどろんこエステにもってこいとのこと。
温泉の効能としては、ニキビ、アトピー性皮膚炎などの皮膚病や、リューマチ・糖尿病・ぜんそく等の難病から関節炎・肩こり・疲労回復まで多種多様に渡るとのことです。
別府温泉保養ランドの場所
国の名勝に指定された別府の地獄
別府の地獄は「紺屋地獄」以外にもあるだけでなく、次の4つが国指定の名勝として登録されています。指定された理由については
日本古来の温泉地として名高い別府の中でも、独特で多様な色彩・形態の下に湧出する観賞上の価値、名所的・学術的価値の高い泉源である。
海地獄
温泉に硫酸鉄が含まれているので青い池になっています。地獄と呼ぶのがはばかられるほどきれいな景色です。
血の池地獄
酸化鉄、酸化マグネシウムなどいわゆる「さび」を含んだ赤い熱泥が噴出しているため池一面が赤く染まっています。
龍巻地獄
別府市の天然記念物にも指定される間欠泉です。
白池地獄
青みがかった白い温泉は、吹き出す時は透明なお湯が、池に落ちると温度と圧力が下がり、青白く変化するためです。
平成21年(2009年)に指定されたといいますからまだ10年ほどなんですね。
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