7月25日放送のネプリーグでの林先生の解説から。
最初のステージ、二つの空欄をペアで答える「ネプゴーアラウンド」での一問。
問題
小学生で習う松尾芭蕉の俳句。空欄に入るのは?
「閑かさや 岩にしみ入る ○○の○○」
もちろん答えは・・・
せみ の こえ
ですね・・・
ここから林修先生の解説。
この句は、芭蕉が山形県立石寺(りっしゃくじ)に立ち寄った時に詠まれた句、といわれています。
芭蕉が俳句を詠んだ寺
閑さや岩にしみ入る蝉の声
では
その時鳴いていたセミは何ゼミだったんだ?
という(管理人個人的には考えもしなかった)疑問について、2人の文学者が大論争したんだそう。
2人の文学者とは「斎藤茂吉」と「小宮豊隆」。
斎藤茂吉は大正から昭和初期にかけて活躍した歌人。小説家北杜夫さんのお父さんですね。
小宮豊隆は夏目漱石の弟子で文芸評論家。
それぞれの主張は
- 斎藤茂吉
-
アブラゼミ
- 小宮豊隆
-
ニイニイゼミ
議論は続くも結論は出ず、茂吉は現地に赴いて調査すると・・・
句が詠まれた時期にはアブラゼミは鳴いていないことが判明。茂吉はニイニイゼミ説を受け入れました。
ちなみにそれぞれのセミの鳴き声をオノマトペで表現すると
- ニイニイゼミ
-
チィー
- アブラゼミ
-
ジージリジリジリ
セミといえば、今年(2022年)の夏はセミの鳴き声があまりしないな〜というのを、ちょっと前、別の番組で見たような気が・・・
ちなみに今回のトロッコアドベンチャーの商品は
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